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海外取引で気を付けること
相談内容
初めての輸出取引。海外企業から引き合いがあり、輸出実績を作るためにもどうしてもモノにしたい。
もっとも気を付けるべき点は何か、教えてほしい。
SIBAのサポート
輸出取引で、「まずここをおさえれば多くのリスクは減らせる」という重要な点が、物を送る前に、相手に料金を支払ってもらうことです。
だめもとでも、相手側に前払いを要求する。非常に大切なことです。
前払い、後払いを分けるラインは、船積み前と船積み後です。「BL(船荷証券)のコピーが確認できたら支払います」と、相手側に言われて従ってしまう方もよく見られるのですが、BLは船が出航したあとでないと出せないものなので、これだと後払いになります。
「前払い以外は取引しない」くらいのスタンスでいくと、多くのトラブルは防げると思います。
物を送ったのに、お金が入ってこないことが、一番避けるべき事態です。
物を送って、あれこれと理由を付けられて支払ってもらえない例もございます。
たとえ契約書を結んでいても、訴訟費用等を考えると、代金を取り返すのは現実的ではありません。
もし、相手との関係上前払いがどうしても難しい、また、後払いであっても逃したくないという取引があるのなら、債権回収のための「貿易保険」の利用を検討されてはいかがでしょうか。貿易保険は、相手企業の信用調査やカントリーリスク調査の上保険料を算出し、相手企業による3カ月以上の不払いがあった時等、いくつかのケースに該当すれば、保険金が払われるシステムとなっています。
債権回収の手立てをすることが、輸出においても非常に重要なことといえます。
SIBAのサポート
お客様の声
相手が大きな企業で、せっかく受けた引き合いだったので、当然前払いは要求できないと思っていた。これからは考え方を変えて、まずは前払いを要求することを心がける。
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